衣替えの時期になり、タンスやクローゼットにしまっておいた服を出す機会が増えてきましたね。
長い間しまっていた服に防虫剤の臭いが染みついて嫌な思いしていませんか?
私も防虫剤の独得な臭いが苦手で、臭いの取り方にいつも試行錯誤しています。
今回は、防虫剤の臭いの取り方は?すぐに取れる対策や原因を紹介!と題して衣類に染みついた防虫剤の臭いの取り方で、すぐに取れる対策と臭いが付いてしまう原因をお伝えします。
原因を理解して、オススメの対策を実践して嫌な臭いとおさらばしましょう!
目次
防虫剤の臭いの取り方は?
久しぶりにタンスから出した服が防虫剤のにおいでいっぱいなんて経験ありますよね。
それに、なかなかにおいが取れない時もあったりして困ります。
良い匂いならまだしも、あの独特なにおい(笑)
私も防虫剤の臭いが苦手なので、毎回入れるかどうか悩みます。
ここからは、防虫剤のにおいの取り方をいくつかご紹介しますね。
取り方①:吊るしておく
風通しのよい所へ吊るしておきましょう。
いわば陰干しですね。
自然の風や空気の流れによって衣類に染みついたにおいが少しずつなくなっていきます。
天気や気温にも左右されますが、およそ3~4日ほどかかると思ってください。
私はすぐに着ない服やにおいがきつく感じるものに対してこの方法を行いますが、確かににおいが気にならなくなったかなと思える ので、一定の効果は感じられています。
取り方②:スチームアイロン
衣類の繊維に入り込んだにおいもスチーム機能を使えば簡単に取り除くことができます。
気になる衣類の表面から3~4㎝ほど離して蒸気を当てて下さい。
当て終わったら風通しの良い場所に干して完全に乾けばOK!
中途半端な状態だと生乾き臭など、別の不快感に悩まされることになるのでしっかり乾かしましょう。
また、アイロンを持っていない方は加湿器の近くや浴室に干しておくのもOK。
浴室の場合は蒸気がたくさん残っている方が良いので、浴室を使い終わってすぐがオススメです。
取り方③:脱臭剤
においが付いた服と一緒に冷蔵庫で使う脱臭剤を大きめの袋へ入れて、口を縛り1日そのままにしておく方法。
完全ではありませんが、若干においが軽減されます。
ただ、一袋に何着も入れてしまうと脱臭力が弱くなってしまい、においが取れにくくなるので入れすぎには注意しましょう。
この方法は、①や②に比べると効果を感じにくい為、あまりオススメは出来ませんが気になる方は試してみて下さいね。
何もやらないよりはにおいの軽減にはなります。
取り方④:酸素系漂白剤で洗濯
すぐ着る予定のない服やどうやっても取り切れないにおいの場合は酸素系漂白剤で洗濯しましょう。
酸素系漂白剤は40℃~45℃で効果を発揮するので、必ずお湯に溶かして使って下さい。
溶かしたお湯に30分~1時間程度漬け置きするだけで繊維の奥に染みついたにおいもスッキリです。
しかし、服によっては洗濯に向かないものもあるので、表示タグをよく確認してから行って下さいね。
取り方⑤:消臭スプレー
この方法はにおいを香りでごまかすようになるため、私個人的にはオススメできません。
しかし、においがそれほど強くなく消臭スプレーと混ざって不快にならなければ、一時的な方法としては有効です。
消臭スプレーの効き目も長時間は続かないので、長く着る服は必ず洗うか干すかして防虫剤のにおい自体をなくすようにしましょう。
消臭スプレーでごまかしながらの着用は余計に臭くなるので注意して下さいね。
防虫剤の臭いすぐに取れる対策や原因を紹介!
これまで紹介してきた方法は、臭いが取れるまで最短でも1日以上かかってしまいます。
しかし、タンスやクローゼットから出してすぐに着たい時もありますよね?
そんな時にできるだけ早く臭いが取れる手軽な方法を紹介します。
また、防虫剤の臭いが染みついてしまう原因についてもお伝えしていきますね。
すぐに取れる対策
防虫剤の臭いをすぐに消す方法としてオススメするのが「ドライヤーの風を当てる」ことです。
やり方は簡単で、ドライヤーを冷風にして服全体にまんべんなく当てるだけ。
繊維の奥に染みついた臭いまでは取り切れませんが、この方法なら数分で臭いが薄れて着ることができます。
私も長年タンスにしまってあった服を急遽着ることになった時に、この方法を試したことがありました。
その服を着て数人と食事をしたが、他人が不快に思うような臭いではなかったようなので安心。
数分間ドライヤーを当てただけでしたが、一定の効果が感じられたのでオススメです!
ただし、温風は生地を傷めて服がだめになってしまうので絶対に冷風で行って下さい。
また、どうしても気になる時は衣類用消臭スプレーなどを併用するともっと良いかもしれませんね。
私は、臭いが混ざって余計に不快になるのが怖かった為、消臭スプレー等を併用したことはないですが、冷風を当てた後に消臭スプレーも使ってみましょう。
防虫剤の臭いが付く原因
防虫剤の嫌なにおいの原因は、ナフタレンや樟脳(しょうのう)といった防虫成分の臭いです。
樟脳は樟(くすのき)を原料にして作りだされた天然の防虫剤として日本では江戸時代から使われてきました。
私は樟脳=おばあちゃんの匂いという印象が強く、実家の古いタンスを開けるといつも樟脳のにおいがします(笑)
ナフタレンは化学合成された防虫剤で、樟脳よりもにおいが強いのが特徴です。
しかし、最近はナフタレンの防虫剤は1種類のみの販売になっており、あまり見かけないですよね。
単純に防虫剤のにおいがきついことが服ににおいが付く原因なので、気になる人はナフタレン系や樟脳などにおいがきつい防虫剤は使わないようにするのが良いです。
また、防虫剤を使う時は場所や個数などを守ることも大事なのできちんと確認して使いましょう。
防虫剤の注意点
防虫剤には使う際に注意しなければならない点があります。
それは種類の違うものを同じ場所で使うのはNGということ。
ナフタレンや樟脳など違う成分のものを同じ場所に使うと、薬剤が溶ける恐れがあります。
一方で、ピレスロイド系は他の物との併用が可能なので、もし他のものを一緒に使う場合はよく確認してからにしましょう。
溶けた薬剤が衣類に付くとシミになってしまうのでご注意下さい。
オススメの防虫剤
独得なにおいが苦手な方には、ピレスロイド系の防虫剤がオススメです。
ピレスロイド系の特徴は無臭であること。
無臭であることを活かして洗剤のような良い香りが付いたものも販売されているので、自分の好きな香りを選んでみても良いかもしれませんね。
また、置くタイプや吊るすタイプなどが一般的ですが、最近ではワンプッシュするだけで約半年間防虫してくれるような商品もあります。
私もスプレー式の防虫剤は今まで使ったことがないのでとても気になります。
購入したら使ってみて感想をお伝えしますね!
防虫剤の臭いの取り方のまとめ
ここまで、防虫剤の臭いの取り方は?すぐに取れる対策や原因を紹介!と題してお伝えしてきましたがいかがでしたか?
- 吊るして干す
- スチームアイロンを使う
- 酸素系漂白剤で洗濯
- 消臭スプレー
- すぐに取りたい時はドライヤーの冷風を当てる
- 成分が違う防虫剤は併用NG
- ナフタレンや樟脳などの防虫成分が臭いの原因
- ピレスロイド系は無臭なのでオススメ
防虫剤の臭いの取り方はいろいろありますが、基本的には陰干ししておくことで自然に薄れていきます。
しかし、すぐに着たい場合の対策として有効なのはドライヤーの冷風機能なので、是非一度試してみて下さいね。
臭いが付いてしまう原因は防虫剤そのものの成分によるものです。
大切な服を虫から守る為にはどうしようもないことですが、中には無臭の物も販売されているのでそれらを上手に使っていきましょう!