少しずつ秋めいてきて、肌寒い日が増えてきましたね。
ストーブを付け始めるところも出てくる頃ですが、去年の灯油が入ったまま保管しているご家庭も多いのではないでしょうか。
そもそも灯油にも使用期限があるのか、そして使用期限が過ぎた灯油はどこへどうやって処分すれば良いのか悩みますよね。
ここでは、ストーブの灯油入ったまま保管しても大丈夫?使用期限と処分方法も紹介と題して、これから使う機会が増える灯油に着目します。
これさえ読めば、この冬も安心してストーブを使うことができるので最後まで読んで下さいね。
目次
ストーブの灯油入ったまま保管しても大丈夫?
結論から言うと、入れたままで保管するのはおススメできません。
えっ!入れたまま保管してるけど…と思った方、私も一緒です(笑)
寒い地域に住んでいるせいか春先になってもストーブを使うので、どうせまたすぐ使うことになるし取り出すのも面倒だから結構入れたままにしちゃってます。
むしろ使わなくなったストーブに2~3年入れっぱなしの物もあるくらい。
では、どうしてオススメ出来ないのか詳しくお伝えしますね。
故障の原因になる
灯油は時間が経つと変色したり変質したりする恐れがあり、それが不完全燃焼などを起こしストーブの故障の原因になります。
実際、我が家のストーブにも注意書きがありました。
普段気にしてみたことがなかったですが、ちゃんと書いてありますね(笑)
ただ、無色透明で明らかな変色がない限り素人目では分かりませんし、変質といって灯油が酸化する現象もパッと見では判断がつきません。
変質を見分ける方法として一番簡単なのは臭いです。
変質した灯油は酸っぱい臭いがするので、万が一異臭がする時は要注意。
私は、これまで変質した臭いを嗅いだことがないのですが聞くところによると相当鼻にくる臭いだとか…
機会があれば一度嗅いでみたいです(笑)
また、灯油カラーと言われる良い物と悪い物を見分けるグッズもあるので、気になる方は使ってみても良いかもしれませんね。
火災の原因になる
灯油は自然発火することはありませんし、これまで入れたままにしておいたことが原因で火災に繋がった事例はありません。
実際、我が家でも入れっぱなしにすることが多いですが、これまで火災になったことはないです。
しかし、夏場に直射日光が当たる場所に長時間置いていたことにより引火する危険性はあるし、可燃性なので何かの弾みで火災になる場合もあります。
絶対に起こらないという確証はないので、その要因になるようなものは取り除くのが良いでしょう。
また、通電状態だと火災に繋がるリスクを増やす事にもなるので、コンセントや電池などストーブの電源となる物は必ず抜いておくようにして下さいね。
灯油の使用期限と処分方法
入れっぱなしにするのはよくないことは分かってもらえたと思いますが、まとめ買いしたり冬の間に使いきれないものもありますよね。
我が家も毎年ポリタンクに数本残ってしまったものがあり、そのままベランダに置きっぱなしになっています。
大丈夫だろうと呑気に毎年つけ足していますが、実際は使用期限がいつまでなのか気になりますよね。
また、使えなくなった時の処分方法も悩むところです。
ここからは、使用期限と処分方法についてご紹介していきます。
使用期限は?
結論として、使用期限は設けられていません。
スタンドに勤めている身内に聞いた所「適切な保管ができていれば数年に渡って使用も可能」とのこと。
ここで重要なのは適切な保管というところですね。
【適切な保管】
- 直射日光を避ける
- 気温差が少ない場所
- 雨に当たらない場所
- 灯油タンクを使用する
上記のことが守られていれば、劣化が少なく年数が経っても使用可能です。
特に直射日光に弱く酸化しやすいので、日陰で高温にならない室内での保管が一番良いですが、どうしても外で保管する場合は、倉庫や物置などでの保管がよいでしょう。
ちなみに、我が家は室内で保管できる場所も物置のスペースもない為、ずっとベランダ保管です。
高温は防げないけれど、直射日光が当たらないように日陰を作るなどの対策はしています。
これまで使えなくなるほど悪くなった経験はないので、上手に対策すればベランダ保管でも大丈夫ですよ。
処分方法は?
保管の仕方は分かったけれど、使えなくなった灯油の処分はどうしたら良いか困りますよね。
普通ゴミに捨てられないし、量も多かったら悩みます。
皆さんご存じだと思いますが、不法投棄になるので庭や川に捨てるのはダメです。
ここからは、処分方法をご紹介していきます。
方法1:ガソリンスタンド
スタンドでは、使わなくなった灯油を引き取ってくれます。
しかし、どこでもOKなわけではなく廃油処理を行っているところに限られるので、持って行く前に事前に問い合わせして下さい。
特に、セルフスタンドは引き取れない場所がほとんどですので、より注意するようにしましょう。
私は近所のスタンドに持ち込んでお願いしましたが、快く引き受けて下さりしかも無料でやって頂きました。
近所に数件のスタンドがありますが、有料だったり引き取り不可だったりとスタンドによっても対応が違うようです。
方法2:不用品買い取り業者
不用品買い取り業者でも処分をしてくれる事があるので、お願いしてみるのもよいでしょう。
自宅まで来てくれるのか、持ち込みか処分料金も業者によってまちまちなのでホームページなどで事前にリサーチしてみるといいかもしれません。
また、灯油だけでなく他のいらない物を一緒に処分できる場合もあるので、自宅の大掃除などの機会に一緒に捨ててしまうのもお得です。
ただし、許可を取っていない業者に引き渡してしまうと不法投棄に関わってしまう恐れがあるので、業者選びも慎重にしましょう。
方法3:ホームセンターなど
灯油販売をしているホームセンターなどでも引き取ってくれる場合があります。
しかし、その店舗で灯油を購入した証明がないとダメだったり、販売はしていても引き取りは出来ないところも多いです。
私がよく行くホームセンターでは灯油を販売していますが、引き取りはやっていないと断られましたよ。
スタンドのように、店舗によって違いがあるので事前に確認するようにしましょう。
このように処分方法はいくつかあるので、正しい方法で処分することをおススメします。
私が一番オススメするのはスタンドですが、近くに対応してくれる場所がないこともあるので、捨てるのに困らないようにするためにも使い切ることを意識したり、必要最低限の分だけ買うなど使い方も意識すると良いですね。
ストーブの灯油入ったまま保管のまとめ
ここまで、ストーブの灯油入ったまま保管しても大丈夫?使用期限と処分方法も紹介と題し、いろいろとご紹介してきましたがいかがでしたか?
- 入れっぱなしにするのはよくない
- 故障や火災の原因になる
- 異臭がする時は使用しない
- 使用期限はない
- 直射日光・気温差・雨などに当たらないように保管する
- 室内または倉庫や物置がオススメ
- 処分はスタンドや買い取り業者に頼む
これからストーブを使う機会が増えるので、使い始める前に灯油が使えるかどうか確認するようにしましょう。
保管状況が悪いものや臭いが変わった物は使用ぜず、正しい処分方法で捨てて下さいね。
また、ストーブに入ったままだった場合も劣化が進んでいる恐れがあるので、不完全燃焼などで故障しないように十分気をつけましょう。
今年もストーブを使用しで冬を快適に過ごしましょう!