あかちゃんが必死に指を吸う姿って見ていて可愛いですよね。
でも、このまま吸わせて大丈夫かなって心配もありませんか?
実際、我が家の子供たちも指しゃぶりを経験してきましたが、教えてないのに吸う理由や辞めさせるタイミングなど分からないことが多かったです。
今回は、指しゃぶりに関していろいろ調べた結果をお伝えしていきますね。
やめさせようか悩んでいる方、これから出産を控えている方などぜひ参考にして下さい。
目次
指しゃぶりする理由
理由は月齢や年齢によっていくつかあるのです。
私も吸うことをやめない息子を見て「どうしてやるんだろう…」と不思議に思ったことがありました。
ここからは、指しゃぶりをする理由をいくつか挙げていきますね。
新生児期
この時期は口の近くにきた手や物を無意識に吸うのが普通です。
吸てつ反射と言って、どの子も生まれ持った反射だから問題ではありません。
産まれてすぐに上手に母乳が吸えるのもこの反射のおかげですよ。
新生児期の指しゃぶりを見ると「お腹がすいているの?」と思いがちですが、必ずしも空腹であるとは限りません。
反射行動の一つとして見守ってあげましょう。
生後2~3ヵ月
手足を頻繁に動かすようになり、たまたま手が口に触れることで手や指を吸うようになるのですが、意識して行っているというよりは偶然に始まる事がほとんどです。
生理現象の一つとして見守っていて大丈夫ですが、中にはお腹が空いていたり眠かったりと意味のある場面で吸う子も出てくる時期ですね。
もし、意味のある吸い方をしているような場合は、気をそらしてあげるなど指吸いに繋がらないようにすると後々癖にならずに済むかもしれません。
生後4ヵ月~
指だけでなく、口に何でも入れてしゃぶる姿が見られる時期ですね。
これは、自分の口で物の形や触感などを学ぼうとする行動で、人が育っていくためには重要な過程です。
止めることなくどんどんやらせましょう!
ただし、指はもちろんのこと身の回りの物はいつ口に入っても大丈夫なように清潔にしておくことを心掛けなければならないですよ。
1歳以降
歩けるようになり、おもちゃで上手に遊ぶなど指を吸う時間は少なくなってくでしょう。
退屈だったり、眠くなると指しゃぶりを始める子が多くなる時期とも言われ、子どもによっては安心感が欲しくて吸う子もいるそうです。
1歳以降は自分の意思で指を吸う子がほとんどで、吸う子と吸わない子がはっきりしてきますね。
指しゃぶりの影響は?
指しゃぶりを長い間続けることで口の中に様々な影響があるそうです。
ここでは、どのような影響があるのかをお伝えします。
歯並びと嚙合わせ
指を吸っている間は、上の前歯が前に、下の前歯は後ろに押され、この状態が長く続くことで、出っ歯や開咬(上と下の前歯の間にすき間ができる)になりやすくなるのです。
出っ歯になると前歯で物が噛みづらくなり、開咬の場合は奥歯に負荷がかかってきますよ。
この場合いつも口が開いている状態になり、口呼吸が中心で生活にも支障がでるため、矯正が必要になる場合もあるそうです。
舌足らずの発音
歯並びが悪くなることで、唇が閉じにくかったり口呼吸が増えることで「た行」や「さ行」の発音がうまくできなくなる可能性があります。
舌足らずの発音になり、周囲から聞き取りずらいと言われることもあるようです。
歯並びや嚙み合わせを矯正すれば改善も期待できますよ。
口を鳴らしながらの食事
口が完全に閉じなかったり、前歯で噛めないためにクチャクチャと音を出して食事するようになります。
この状態が長く続いてしまうと、飲み込む時も前歯の間から舌を押し出すような癖がついてしまい、歯並びを矯正した後に舌の訓練をして正常な飲み込み動作をに戻さなければなりません。
口を鳴らしながら食事をするのは、あまり良い印象ではない為できるだけ早い時期に治しておいた方が良いです。
ここでお伝えした影響には個人差があり、素人では異常かどうか判断がつきずらい場合も。
歯並びなどの心配を感じる時はどの年齢であっても歯科を受診して早めに見てもらって下さい。
指しゃぶりやめさせる?
結論から言うと2歳半~3歳頃までの指しゃぶりは無理にやめさせなくても大丈夫です。
最初に伝えたように、口に物を入れて形や感触などを知ることで発達が促され、口の中に異常が出なければ大丈夫なことがほとんどですよ。
また、3歳を過ぎる頃には興味や遊びが増えることで自然にやめる子が多いです。
無理にやめさせようと叱ったりすると逆にやめられなくなるので、いつか終わりがくるとおおらかな気持ちで見守ってあげましょう。
所説ありますが、ぐずっている間・寝るまでの間など長時間じゃ限り問題ないそうです。
お子さんがどんな時に指しゃぶりをしているのかをよく見て、寝る時だけなら手を握ってあげるなど他の方法で吸わなくても済むような働きかけが必要ですね。
指しゃぶりの我が家の実例
3歳頃までは見守っても大丈夫とお伝えしましたが、親としては周囲の目もあるし歯並びが悪くなると聞くと不安ですよね。
実は我が家の長男も次男も指しゃぶり経験者です。
長男
長男は生後半年くらいから4歳頃まで吸っていました。
3歳になり幼稚園に通い始めてからは寝る時だけだったものの、吸わない日は数える程度しかなかったです。
2歳半頃になると周りの目も気になるし、歯並びの心配もあり辞めさせた方が良いかもと絆創膏を貼ったり、指しゃぶり防止のマニキュアを塗ったりしたが効果はゼロ。
結局こちらが根負けして、自然と辞めるまで声かけしながら見守ることにしましたが、気が付いたら吸わなくなっていました。
長時間吸っていたことにより親指に吸いだこが出来てしまい、本人もすごく気にしていましたが吸わなくなってから数ヵ月経ったら吸いだこもきれいさっぱりです!
また、現段階では歯並びにも問題ないと歯科医からの話もあり、一先ず良かった~。
次男
現在1歳2ヵ月の次男も指しゃぶり中です。
すごく独特な吸い方ですよね(笑)
長男は親指だけだったのに、まさかの吸い方にみんな驚き!
長男より少し早く生後3ヵ月頃から頻繁に指しゃぶりをするようになり、今では暇だったり眠くなり始めると吸い出すことが多いような気が…
まだ1歳であることと、これまでの経験から、そのうち吸わなくなる日が来るだろうと今は吸いたいだけ吸わせていますよ。
これは我が家の例になるので、こんな家庭もあるんだなと思ってもらえたら何よりです。
指しゃぶりを辞めるタイミングなどはそれぞれのご家庭の考えで進めて大丈夫!
一番大切なのは、親も子もストレスなく指しゃぶりと向き合って行けることですね。
指しゃぶりのまとめ
ここまで、指しゃぶりいつまで見守る?理由と影響とはと題してお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
- 一歳未満の場合は、反射行動や偶然手が口に当たったりすることで吸い始めることが多い
- 一歳以降は、ぐずったり眠かったり安心感を求めたり理由を持ってすることがほとんど
- 歯並びや噛み合わせなどに影響がでる場合がある
- 3歳頃までは無理にやめさせなくてもよい
- 我が家は4歳まで指しゃぶりしていたが、現在歯並び等の異常は出ていない
- 吸う子も吸わない子も、歯並びが悪くなるのもならないのも、個人差が大きいので気にし過ぎず様子を見てあげることが大切
- 心配な時は早めに歯科を受診することがおすすめ
親の目線では指しゃぶりは気になるところが多いと思いますが、必ずしも悪いことではありません。
どうしても気になる時や口の中に異常が出た場合は、悩む前に歯科受診して見てもらいましょう。
いつか終わる日がくるので、その日までおおらかに見守ってあげましょうね。