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家事

野菜の保存は常温がいい?長持ちするコツも紹介

近頃の異常気象や物価高騰により野菜も値上がりしています。

食生活において欠かすことのできない野菜だからこそ、家計へのダメージも大きいですよね。

そんな家計の負担を少しでも軽くするために安い時に野菜を買いだめしている方も多いのでは?

この記事では、野菜ごとに適切な保存方法をご紹介します。

適切な保存方法で野菜の鮮度を維持して無駄なく使い切りましょう!

 

野菜の保存は常温がいい?

野菜の保存方法って悩みますよね。

実は、野菜のほとんどが冷蔵庫での保存が可能と言われています。

その理由は、低温の場所に置かれると成長が進みづらくなるためです。

しかし、中には常温での保存が向いているものもあるので注意が必要です。

全ての野菜が常温保存できるわけじゃないので、ここから先は常温保存・冷蔵保存それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

常温保存に向いている野菜

常温での保存に向いているものは、じゃがいも・里芋・さつまいもなどの芋類や玉ねぎ・ごぼうといった根菜になります。

芋類・根菜だからといって全てではないので、常温での保存に向いているものとその保存方法について詳しくご紹介していきますね。

 

じゃがいも

じゃがいもは直射日光を浴びると皮が緑色になることがありますが、この部分には毒素が含まれてます。

その為、直射日光が当たらないように1つ1つ新聞紙やペーパータオルなどで覆って風通しの良い所に置いて下さい。

数が多い場合は、新聞などを敷いた段ボールに入れて上から新聞紙などをかけて日光を遮断した状態での保存もオススメですよ。

風通しを良くするためにも、箱の蓋は閉めないようにして下さい。

保存状態や芋の種類にもよりますが、最長で4~5ヵ月保存可能です。

我が家は段ボールに入れてベランダで保管していますが、気が付くと奥の方のじゃがいもが腐っていたりするので、定期的に1回出して確認しています。

段ボール保管の方は入れっぱなしにはしない方がいいかもしれませんね。

 

里芋

里芋は乾燥や寒さに弱いので、新聞やペーパータオルなどで覆って風通しの良い場所に置いて下さい。

5℃以下の低温に長く置くと変色したり味が落ちることがあるので注意が必要です。

また、芋の表面が湿った状態で包んでしまうとカビの発生源になるので、数時間天日干しして完全に乾いてから包むようにしましょう。

保存の目安は約1ヵ月です。

 

さつまいも

冬場が旬のさつまいもっですが、里芋と同じく寒さに弱いので5℃以下の場所はNGです。

1本ずつ新聞などで覆い、紙袋や段ボールに入れ直射日光が当たらない風通しの良い場所に置きましょう。

特に夏場は気温によってさつまいもの目が延びてきてしまうことがありますが、芽が出たから食べられないということはありません。

しかし、それだけ成長しているということなので味が落ちる前に出来るだけ早く食べるようにして下さいね。

保存の目安は約5~6ヵ月です。

ちなみにこれは私が買ったことを忘れて、何の対策もなしに室内に置かれていたさつまいもです。

見て分かるように目がかなり伸びていますね(笑)

触ってみると張りがなく少し柔らかくも感じます。

みなさんはこんな風にならないように注意して下さい。

 

たまねぎ

玉ねぎは高温多湿に弱いので、風通しの良い日陰で保存します。

一番理想の方法はネットやカゴに入れて吊るす方法ですが、それが出来ない場合は1つずつ新聞などで覆ってカゴや段ボールに入れてください。

保存の目安は約3~4ヵ月です。

我が家は、家庭菜園で採れた玉ねぎを紐で縛ってベランダに吊るしていますが、横殴りの雨にさらされて一部腐ってしまったものもあり、吊るして保管する場合の場所も注意した方がいいですね。

 

ゴボウ

ゴボウは乾燥に弱いので、新聞などで包み風通しの良い所に立てて置きます。

土が付いている時は、土を落とさずそのまま包むようにして下さい。

ゴボウは劣化するまでが早い為、保存の目安は最長でも2週間です。

 

冷蔵保存に向いているものと保存方法

先程は常温での保存に向いているものをご紹介しましたが、ここからは冷蔵に向いているものとその方法をご紹介します。

冷蔵に向いているものは結構多いので、普段使うことの多いものを抜粋してご紹介していきますね。

 

キャベツ

芯の周りに一周切り込みを入れて芯を取り除き、芯を抜いた所へ濡らしたペーパータオルを詰めて下さい。

その後、キャベツ全体を新聞などで覆って袋に入れて冷蔵室で保存します。

キャベツは暑さに弱く0℃に近い環境を好む為、冷蔵室がおすすめです。

また、収穫後も少しずつ成長し続けるので、出来るだけ早く芯を取り除きましょう。

保存の目安は約3週間~1ヵ月です。

※芯に詰めたペーパータオルは2~3日ごとに新しいものと交換して下さい。

 

ほうれん草・小松菜

葉や根に付いた泥や汚れを水でよく洗い流した後、水気をしっかり拭き取ります。

その後、ペーパータオルなどで覆って根元が下になるように袋に入れ縦置きで保存して下さい。

この時、袋の口を少しだけ開けておくのがポイントですよ。

保存の目安は約3週間です。

 

大根

葉っぱが付いている場合は葉っぱを取って下さい。※葉から水分が抜けていってしまう為

まるごと1本の時は、ここで3等分(先端・中間・根本)に切り分け、それぞれペーパータオル等で覆います。

その後、密閉できる袋へ入れ保存して下さい。

保存目安は約1週間~10日です。

 

ナス

寒さや乾燥に弱いので、5℃以下の環境は好みません。

ラップで1本ずつ包み袋へ入れて野菜室へ入れて下さい。

その際にナスの表面に水気があるとカビや傷みに繋がるのでしっかり拭き取りましょう。

保存目安は約10日です。

 

人参

表面を軽く洗い、水気をしっかり拭き取ります。

その後、ペーパータオルで覆いポリ袋へ入れて軽く口を閉じて立て置きで冷蔵室に入れます。

3~4日経つとペパータオルが湿ってくるので、その都度交換することを忘れないでください。

保存の目安は約1ヵ月です。

 

トマト

1つ1つペーパータオルで覆って袋へ入れてから野菜室で保存します。

ヘタの部分を下にするとより長持ちして良いです。

保存の目安は約10日間ですよ。

また、ミニトマトの場合はヘタを取り除いてよく洗い水気をよく切って下さい。

その後はペーパータオルを敷いた容器にミニトマトを入れ、その上からもう一枚ペーパータオルをかけ蓋を閉めて野菜室で保存します。

 

長持ちするコツも紹介

常温でも冷蔵庫でもただ入れておけば大丈夫だろう!というとそうではありません。

新鮮な状態を維持する為にはいくつかのポイントがあります。

ここからはそのポイントをご紹介します。

 

ポイント①合った温度

冷蔵庫で保存するものの中でも5℃以下の温度を好まないものもあります。

間違って5℃以下に保存してしまうと低温障害をおこし変色や傷みに繋がってしまうことがあるので注意して下さい。

特に夏野菜(ナス・トマト・キュウリ・オクラ)は低温障害をおこしやすいので、必ず野菜室で管理するようにしましょう。

 

ポイント②乾燥を防ぐ

買ってきたままの状態にしてしまうと表面から水分が逃げてしまうので、新聞やペーパータオルなどで覆った上で袋や紙袋に入れて保存するようにしましょう。

 

ポイント③生育環境に近づける

収穫後もなるべく生育状態に近い状態にしておくと長持ちすると言われています。

その為、縦に伸びて成長する野菜は縦置きにして保存するなどの工夫が必要です。

 

野菜の保存方法まとめ

ここまで、野菜の保存についてご紹介してきました。

常温を好むもの、冷蔵を好むものがあることが分かって頂けたと思います。

  • 常温保存に向いている→じゃがいも・里芋・さつまいも・玉ねぎ・ごぼうなど)
  • 冷蔵保存に向いている→キャベツ・ほうれん草・小松菜・大根・ナス・人参・トマトなど)
  • 夏野菜は野菜室で保存する
  • 乾燥を防ぐ
  • 生育環境に近い状態での保存(縦に育つものは立て置き保存すること)

ここでご紹介した保存方法はどれも簡単で手軽にできる一工夫です。

ぜひ実践して無駄なく美味しく食べ、値上げや猛暑を乗り切りましょう!

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